蝋梅(ロウバイ)の香りの向こうに
12月には蕾をつけ、お正月の頃に開き始める蝋梅(ロウバイ)。
そろそろ、「見頃になっているのでは?」と思い、図書館に行きがてら、隣接する公園に出かけてみました。
名前の由来は、花びらが蝋細工のようで、梅に似ているからだそう。臘月(ろうげつ/陰暦の12月)に花を咲かせるから、という説もあるようですが。
寒さに立ち向かうように咲くこの花が好きです。
そして、何よりその香りの良さに惹かれます。
10年ほど前、市川市の大川原ハーブ園でこの花と出会いました。
香りを気に入って、いつまでも嗅いでいる私に、オーナーが一枝プレゼントしてくださり、自宅でその香気を満喫したことが忘れられません。
香りをお伝えできないのが残念です…。
ジャスミンをもう少し控えめにしたような感じかな?
ちょっと調べてみると…北海道では有名な花、「スズラン」と同じ、リナロールが主成分だとか。
甘いような爽やかなような、鼻の奥にスッと抜ける芳香です。
この花からは希望を与えられる気がします。
「春の足音がもうすぐ聞こえてくるよ」
って、話しかけられているような気がするからかな。